2月に入り、立春も過ぎました。
暦の上では「春」ですが、実際には雪が降るほど寒い日もありますよね。日差しが暖かい日があったかと思ったら、やっぱりまだ寒くて、気温変化に振り回される日々。
「暦の春と、体感の冬のズレ」こそが、今の時期に体調を崩しやすい大きな理由です。
「春だから、そろそろ体も切り替えなきゃ」
そう思って無理をすると、かえって不調を招いてしまうこともあります。

立春は始まりの日
薬膳で考える立春は春になる日ではなく“始まりの日”、
薬膳では、立春は春そのものになる日ではなく、春に向かって動き出すスタートの日と考えます。
スイッチは入ったけれど、体はまだ冬モード。
このため、春を急に先取りしたような行動は体がついていかず、不調につながりやすくなります。
冬の間、私たちの体は冷えやすく動きも少なく、ため込むモードで過ごしてきました。
春は「動く季節」。
だからこそ、動ける準備ができていないと、体がつらく感じやすいのです
時折、暖かい日もでてきたけど、まだ寒い日はどう過ごせばいいのでしょうか。
答えはとてもシンプルです。
春に向かう準備はするけれど、体はしっかり温める。
春のことを意識しつつも、
無理に春モードに切り替えないことが大切です。
無理なく春に近づく3つのポイント
無理なく春に近づくために、3つの薬膳ポイントがあります。
① 温めながら、少し動かす
温めながら、体を少し動かすことが大切です。いきなり運動を始める必要はありません。
• 軽いストレッチ
• ゆっくりした散歩
• 深呼吸
などで、巡りのスイッチをそっと入れるイメージで十分です。

② 食事は「冬7割・春3割」が目安
食事はまだ温かいものを中心にしておきましょう。そして、春の食材を少し取り入れていくことがおすすめです。目安としては2、3割くらいがいいですよ。
冬寄りの食材(例)
• 大根
• 長芋
• 白菜
春を感じる食材(例)
• 菜の花
• エンドウ(スナップエンドウ、サヤエンドウなど)
• 春菊
• ふきのとう
「もう春だから」と一気に変えず、少しずつ取り入れるのがポイントです。

③ 出す前に、まず整える
春はデトックスの季節で、冬に溜まった老廃物を排出したい時期です。
でも、いきなり「出そう」としないことが大切です。
まずは
• 冷えを取る
• 胃腸を整える
• しっかり眠る
流せる体を先に作ることが、自然にデトックスを促すことになり、春の不調予防につながります。

本格的な春を快適に迎えるために
立春は、春に向かって橋をかけ始める季節です。
体はまだ冬モード。
だからこそ、温めながら少しずつ動かして、無理なく春に近づく。
そんな過ごし方が、本格的な春をラクに、心地よく迎えることにつながります。ぜひ毎日の生活に取り入れてみて下さい。


