風邪などを寄せつけない!守りの薬膳

インフルエンザが例年よりも前倒しで流行しているという話を聞き、急いで予防接種を受けてきました。これから一気に寒くなるので、今こそ「体の守り」を意識したいタイミングです。寒さと乾燥という条件が揃うと、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなります。

寒さで免疫力低下

人間の体温と免疫力は密接に関係していて、体温が1℃下がると約30%ほど免疫力が落ちると言われています。また、中医学的に見ても、寒さで体が冷え、体の巡りが悪くなることで、体をバリアのように守ってくれている力が弱まり、外部からのウイルスなどが侵入しやすくなります。急激な気温ダウンなど激しい気温変化も体にとって負担でストレスになります。

この時期こそ「温め&潤す」が大事

そして、空気の乾燥もウイルスや邪気が体に入り込みやすくなる原因です。中医学的に肺は、喉や鼻など呼吸器系も管轄していますが、乾燥に弱いので、この時期は免疫力が落ちやすくなります。空咳が出る方が増えるのもこのためです。つまり、この時期こそ「温めて潤す」ことが大切です。

免疫力を高める食べ物

免疫力を高めるためにも、体を「温めて潤す」食材を食事に取り入れていきましょう。体を温めるのは、ネギやショウガ、鮭、カボチャ、ニンジン、シナモンなどがあります。中でもネギは毎日取り入れやすいですね。お味噌汁やお鍋に大活躍させて、内側からじんわり温まることから始めましょう。

潤いを補ってくれる食材はレンコンや白ごま、山芋、はちみつ、リンゴなどです。レンコンは煮ても焼いてもおいしいですし、色々な料理に使えます。今日から「温めて潤す」を意識して、守りの薬膳で冬に強い体づくりをしていきましょう。

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