優しく潤す秋の乾燥対策

▷寒露の頃

肌や喉の乾燥、もう感じ始めていませんか?

10月に入り、朝晩はもちろん、日中の空気にもどこか乾いた感じが混ざるようになってきました。

気づけば肌がカサつく、喉がイガイガする、リップクリームが手放せない…そんな方が増えてくる頃ではないでしょうか。

10月8日は、二十四節気の「寒露(かんろ)」。空気がいよいよ本格的に乾き始める、秋の乾燥対策に気合を入れて取り組みたいタイミングです。

▷寒露とは?空気の乾き具合がぐっと変わるサイン

 寒露は、露が冷たく感じられるほど、朝晩の気温がしっかり下がってくる頃という意味を持つ、二十四節気のひとつです。

 気象学的にみると、この時期は大陸から乾いた高気圧に覆われやすくなり、

空気中の水蒸気量そのものが夏や初秋に比べてぐっと少なくなります。

同じ「湿度50%」でも、気温が高い夏と気温が下がる10月とでは、

空気1立方メートルあたりに含める水蒸気の量(絶対湿度)が大きく違うため、実際に肌や喉が感じる乾燥感は10月の方が強くなりやすいのです。

暖房を使い始めるご家庭が増えるのも、この乾燥に拍車をかけます。

▷中医学でみる「肺」、乾燥がいちばんこたえる季節へ

 中医学では、秋は五臓の「肺(はい)」が乾燥の影響をもっとも受けやすい季節とされています。

寒露を迎える今は、まさに肺のうるおいが一年でもっとも失われやすいタイミングに差しかかっています。

 肺のうるおいが不足すると、空咳が出やすくなる、喉の違和感が続く、肌がカサついて粉をふく、といったサインが出やすくなると考えられています。「まだ大丈夫」と思っているうちに、気づけば乾燥が進んでいた、ということも少なくありません。

だからこそ今の時期は、潤いを与える食材を意識的に、そして継続的に取り入れることが大切です。

▷白い食材で、肺にしっかりうるおいを

 中医学では、白い食材は肺を潤す働きを持つものが多いとされています。今回は、梨とれんこん、白きくらげを野菜ソムリエ視点の選び方も交えてご紹介します。

 梨は、皮にハリとつやがあり、お尻の部分までしっかり色づいているものがおすすめです。

持ったときにずっしりと重みを感じるものほど、果汁がたっぷり詰まっている証拠。

乾燥で喉がイガイガするときは、すりおろした果汁をそのまま、または軽く温めてはちみつを加えると、よりやさしく喉にしみわたりますよ。

 れんこんは、穴の並びが均一で、切り口の色が白く濁っていないものを選ぶのがポイント。

ずんぐりと丸みがあり、ずっしり重みがあるものがいいでしょう。

生や絞り汁として使うと熱を冷まし潤いを与え、加熱するととろみが出て体をあたためながら胃腸を整えてくれる、使い方によって表情を変える食材です。すりおろしてスープに加えると、とろける食感と潤いを一度に楽しめます。

 白きくらげも、乾燥が深まるこれからの時期こそ本領を発揮する食材のひとつ。戻して煮るだけでとろりとした口当たりになり、スープにもデザートにも重宝します。

▷まとめ〜乾燥に向き合う季節、白い食材でやさしく整えて~

 寒露を迎えるこれからは、乾燥対策を本格的に意識していきたい時期です。

梨やれんこんといった身近な食材を、選び方を参考にしながら食卓に取り入れて、肺にしっかりとうるおいを届けてあげてください。空気が変わるこの季節を、カサつきに負けずに気持ちよく過ごしていきましょう。

\ シェア大歓迎です /

関連記事